2022.09.08
京都市紫野障害者授産所
PECSによるコミュニケーション始動
「さくさく工房」としては久しぶりの投稿です。
さて、今回はお菓子の話ではなく、コミュニケーション支援についてです。
当事業所には、音声言語によるコミュニケーションが難しい方がおられ、自らの希望や気持ちを相手にうまく伝えられないことがしばしばあります。
そこで、PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)を使って意思の表出をするためのトレーニングを初めて行いました。
近江のフリーランス児童精神科医 門眞一郎先生にお越しいただき、PECSによるやりとりをご指導いただきました。
まずは目の前にある「ほしいモノ」のカードを相手に手渡す、というところから始め、あっという間に「○○ください」がカードを使って相手に伝えられるようになりました。すばらしいです!
今後は、ご本人が希望することやモノをどんどん見つけてゆき、PECSが日常的なコミュニケーションの方法として定着するよう、支援してゆきたいと思っています。(い)